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皮膚がん

大きなホクロは皮膚がんなのでしょうか

生まれたときから眉間の少し下に直径4㎜ほどのホクロがあります。友人から大きいホクロは皮膚がんの可能性があるから調べた方がいいと言われましたが、本当でしょうか。(30代・女性)

皮膚がんとホクロの違い

「皮膚がん」は、皮膚を構成する細胞が悪性化したもので、「ホクロ」は母斑細胞という良性の細胞の集まりです。ホクロが途中で皮膚がんになることはないとされていますが、皮膚がんの早期では、ホクロとの見分けが難しい場合があります。


治りにくいできものに注意

代表的な皮膚がんとして、基底細胞がん、メラノーマ(悪性黒色腫)、有棘(ゆうきょく)細胞がんの3つがあげられます。
基底細胞がんはホクロに似ており、多くが顔にできます。顔の中心部分の鼻や眼の周囲に黒やこげ茶色で光沢のある皮疹ができ、徐々に大きくなったり中央がジクジクしてきます。
メラノーマもホクロに似ており、多くは黒色の斑や盛り上がったできもののように見えます。大きさが7㎜以上になり、形がいびつで色の濃淡がある場合には注意が必要です。日本人には、足裏にできるタイプが多く見られます。
有棘細胞がんは、赤色からピンク色をしています。紫外線を浴びやすい顔や手などに、かさぶたや厚い皮が付いた淡紅色の皮疹(日光角化症)ができます。症状が数年続いた後、そこに赤色からピンク色のジクジクしたできものとして生じることが多いがんです。出血しやすく盛り上がっていることが多いですが、平らな場合もあります。傷と勘違いし、薬を塗ってもなかなか治らないと受診される場合もあります。


紫外線が一番の危険因子

一般的に、皮膚がんの一番の危険因子は紫外線です。日焼けする部位に好発し、高齢になるほど発症しやすいため、高齢者の顔や頸(くび)、手の甲に多く生じます。また、紫外線から皮膚の細胞を守る働きをしているメラニンが少ない色白の人は、皮膚がんになりやすいため注意します。その他にも、ひどいやけどの跡や、がんなどで放射線治療を受けた皮膚にも生じやすいことが分かっています。
基底細胞がんやメラノーマとホクロを見分ける検査として「ダーモスコピー」があります。病変を拡大し、色のパターンを見ることによって精査する方法です。それでも判断が難しければ、病変を一部(または全部)とって顕微鏡で調べる病理検査を行います。
生まれたときからあるホクロであれば皮膚がんの可能性は低いですが、大きくなったりジクジクしてくる場合は受診して検査することをおすすめします。


小諸厚生総合病院 皮膚科 吉澤さえ子先生

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