紫外線で傷む肌と髪
夏は紫外線が強くいと聞きます。どのような対策をして過ごせばよいのでしょうか。(20代・女性)
紫外線が強い季節は、肌だけではなく髪も傷むので予防やケアが必須です。肌に紫外線を浴び過ぎていると、染みやしわの原因になったり、皮膚がんにつながることがあります。そのため、すでに紫外線が強いこの季節には日焼け止めは必需品です。農作業のときは長袖シャツにつばの広い帽子をかぶっていても、屋外でのレジャーやちょっとおしゃれをしての外出時、自動車の中などでは、日焼け予防は怠りがちです。洗濯物を干すついでに庭の掃除をしたり、ご近所の人との立ち話など、短い時間のつもりが意外に長時間になることもあります。このようなときにも長袖で肌を覆い、つばが広い帽子をかぶることが大切です。もちろん、外出時には日傘を持参して、駐車場から建物まで歩くようなときでも、利用することをお勧めします。
髪に対して紫外線対策を実行している人は少ないかもしれません。紫外線を浴びると髪の表面が傷んでパサパサになります。髪がパサつくとだらしない印象になったり、まとまりにくくヘアスタイルも決まりません。ヘアケア用品で紫外線対策用の製品を使うことも良いでしょう。
日差しが強い季節には、屋外にいるときだけでなく、自動車を運転するときにも紫外線を浴びてしまうので、肌には日焼け止めクリームを塗り、サングラスをかけ、腕は長袖やアームカバーで覆い、髪は束ねて帽子の中に入れてください。肌は夏に老化するといわれることもあるくらい、紫外線は若々しい肌の大敵です。髪も同様に夏は紫外線をたくさん浴びることで傷みやすいので、紫外線対策と普段のケアが大切です。
肌も髪も、日焼け止めなど紫外線対策製品、帽子や日傘や長袖の着用、なるべく日陰で過ごすなど、複数の方法で紫外線対策を考えて、夏を楽しみたいですね。
健康科学アドバイザー●福田千晶