お葬式ブログ

葬儀の持つ二つの基本的役割

葬儀とは人の死を受け止めるための作業であり、故人の尊厳を守るとともに、遺族が死別の悲しみ(グリーフ)から立ち直って行くために必要な最初の儀式です。

 

故人の尊厳を守る儀式

 故人の尊厳を守るということは、生前その人がどんな生き方や評価を受けていようとも弔いにおいては差別されることなく、人格としては等しく尊重して扱うという意味です。故人の尊厳を守ることは、ご遺体の丁重な扱い、ご遺体のエンゼルケア、厳粛な通夜式の施行にもつながります。一般会葬を行って、故人に縁のある人達、皆で故人を偲び、故人に対する悲しみや感謝の気持ちを表すことも故人の尊厳を守るために不可欠です。

 

グリーフケアとしての儀式

 グリーフ(Grief)とは、喪失・死別による深い悲しみ、悲嘆、苦悩という意味です。死別のグリーフは、長期にわたって心と体の状態変化を生じさせ、健康状態の悪化や日常生活に支障をきたす等、大きな影響を与えてしまうこともあります。

 葬儀は、それ自体、遺族のグリーフから回復を支援するための「グリーフケア」となります。遺族は、葬儀で大切な人の死を受け入れ、悲しみと向き合います。葬儀での「お経」は故人の冥福を祈るものですが、遺族にとってはグリーフの「癒し」となるものでしょう。遺族は近親者とのつながり、縁を結び直す葬儀を行うことで周囲に支えられ、その後の長いグリーフワーク(死別の悲しみ・喪失感から立ち直るまでに努力して行う心の作業、喪の作業)を耐えることができるようになります。

 

 家族葬であっても告別式、一般会葬を行うことは、遺族の葬儀後のグリーフワークを支えるために、どうしても必要なセレモニーとして位置づけられます。

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