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気管支炎

風邪と気管支炎はどこが違うのでしょうか?

2週間ほど咳が止まらず、医療機関で診てもらったところ、気管支炎と診断されました。ただの風邪だと思っていたのですが、どんな違いがあるのでしょうか。(30代・男性)

風邪以上肺炎未満の感染症

気管支炎とは簡潔にいうと「風邪以上、肺炎未満の感染症」と表すのが適切ではないかと思います。定義が明確ではないため、医師によって表す意味や重症度が異なり、どういう状態と一概には説明できないからです。
風邪は「ライノウィルスなどさまざまなウィルスによって引き起こされる上気道(鼻、喉)に限局する炎症で、治療に抗生剤が必要のないもの」をいいます。肺炎は「いくつかのウィルスとさまざまな細菌によって引き起こされる下気道(肺)と全身の炎症で、治療に抗生剤が必要なもの」といえます。したがって、気管支炎は両者の間をとって、「さまざまなウィルスや細菌によって引き起こされる上気道の炎症で、重症度によっては治療に抗生剤が必要となるもの」といえます。
そのため、微熱や咳、鼻汁、痰、咽頭痛、倦怠感といった風邪と似た症状が多く、インフルエンザや肺炎とは違い、食事や睡眠を妨げるほどの高熱、強い倦怠感といった全身症状はあまり多くありません。


子どもや呼吸器疾患がある場合は重症化の傾向が

治療法は重症度によって異なります。より肺炎に近い状態では抗生剤が必要となることもありますが、風邪に近い状態であれば症状を楽にする薬を飲んだり、安静にしていれば治るでしょう。ただし、子どもや喘息、肺気腫などの呼吸器疾患がある方は予備能力が低く重症化しやすいため、抗生剤を処方されることが多いでしょう。
一般的な予防として推奨されていることは、禁煙、受動喫煙の予防、石鹸を使った手洗い、うがい(水道水で可)、予防接種(インフルエンザ、肺炎球菌、小児はヒブワクチンも)をきちんと受けることなどがあげられます。
寒く空気が乾燥した季節がしばらく続きます。体調管理には充分に配慮いただき、健康にお過ごしください。


佐久総合病院 小坂 鎮太郎研修医

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