高コレステロール血症
コレステロール値が304です。数値を下げる薬を飲んでいますが、やめるとまた上がってしまいます。いつまでも飲み続けるのでしょうか。また、体脂肪との関連はあるのでしょうか。
原因により異なる
高コレステロール血症は原因により異なります。もし、遺伝的なことが原因で食事療法をきちんと守られているにもかかわらず、コレステロールが高いのなら、薬は一生飲み続けた方が良いかも知れません。コレステロールが高いことによって心筋梗塞などの大病になる確率が高くなるため、コレステロールは下げておいた方が良いからです。ただ、一般的には、食事療法が不十分なケースが多いのも事実です。以前は食事療法のみでコレステロールを下げられていた場合は、遺伝的な要素よりも食事による影響が大きいかも知れません。万が一、食事療法が守られていなかったり、正しく理解されていない場合は、そちらからやり直してみるのも良いでしょう。また、ホルモンの異常や薬によってコレステロールが高くなることがありますので、主治医の先生に相談してみるのも良いでしょう。
体脂肪とコレステロールの関係
体脂肪とコレステロールの関係ですが、関係のない人と関係がある人がいます。いわゆる体脂肪といわれているものは中性脂肪と関係が深く、コレステロールとはあまり関係がないのです。コレステロールだけが高くなる人は、コレステロールの代謝(使用したり蓄えたりすること)だけに問題があることが多く、中性脂肪、つまり体脂肪とはあまり関係がないのです。一方、コレステロールと中性脂肪の両方が高い人はコレステロールと中性脂肪の両方の代謝に問題があり、コレステロールが高くなる時には中性脂肪も高くなり、体脂肪が多くなりやすい傾向にあるかも知れません。ですから、痩せているのにコレステロールが高い人と太っているのに一致してコレステロールの高くなる人の両方がいるのです。